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鳥海山登山ルートガイド

二の滝口ルート
所要 : 一ノ滝駐車場〜山頂 約7時間
二ノ滝口コースタイム
二ノ滝
鳥海山の広いすそ野から頂上に向かって放射状に集まる登山道の中で、このコースは笙ヶ岳(しょうがだけ)と月山森(がっさんもり)の中間、蛇石流を源流とする月光川(がっこうがわ)の一支流に沿って登る唯一の渓谷探勝ルート。水の心配は全くいらないが距離が長く健脚向きのコース。

遊佐駅から一の滝・二の滝駐車場までは車またはタクシーで約40分。町営バス利用の場合は岩野下車。このあとは車道(駐車場まで約2時間)を歩くことになる。登山口までの車道途中にある胴原の滝(どうはらのたき)は是非寄ってみたい。

一の滝・二の滝駐車場はよく整備され、休憩所、水場、公衆トイレがある。ここから遊歩道を歩くことになる。また、車道終点まで行くと、二の滝への近道と万助道へ至る登山道がある。道標をよく確認して歩いてほしい。

赤い鳥居をくぐり、一の滝神社の前を通り、遊歩道を20分程歩くと、左手巨岩の奥に落差20m余り、二筋に分かれた美しい二の滝を見ることができる。二の滝すぐ手前の滝見橋を渡り、滝の脇の急坂を登ると、滝の上部にある展望台に着く。少し手前に登山道との分岐点があるが、わかりづらいので注意。ここから先は、ひたすら沢沿いの登りとなる。二の滝渓谷の随所にある滝や淵を見ながら登るが、林の中であり下界の眺望は全くない。

休憩をはさんで1時間30分程登ると、見事なブナ林の中に入り、伝喜太小屋(でんきたごや)跡に着く。ここでゆっくり休みたい。森ノ清水を越え、目の前の急坂を登りきると、今度は渓谷に流れ込む小沢を幾つも越える。上り下りの連続となる。この時、登山道が小沢で一旦途切れてわかりづらい所もあるが、登山道はしっかりついているので、焦らず対岸を探してほしい。

この上り下りを繰り返すうち、尾根筋の広場に出る。そこが喜助平(きすけだいら)。喜助平からは急坂となり、その難所を越え、竜ヶ滝(りゅうがたき)、竜頭滝(りゅうとうだき)を見ながら歩いているうちに月山沢(がっさんざわ)に出る。ここまで来るとようやく外輪山や笙ヶ岳を間近に見ることができるが、下界の眺望はまだない。なお、この月山沢は増水時は渡渉できない。月山沢を渡り、対岸の急坂を登りきり、馬の背と呼ぶ尾根に至って森林限界を越え、下界を望むことができる。しかし、先はまだまだ長い。

尾根がしだいに広くなってきたと思える頃に、千畳ヶ原(せんじょうがはら)の大草原に入っていく。その涼風に揺れる様は、今までの苦労を忘れさせてくれる。千畳ヶ原の登山道は、不明瞭な部分があるので、踏跡を慎重にたどってほしい。

草原を登っていくとやがて道標のある広場に出る。ここが丁字分岐であり、山に向かって右手の方に向かうと幸次郎沢(こうじろうざわ)を経て、湯ノ台口の河原宿(かわらじゅく)へと至る。なお、幸次郎沢は濡れている場合は滑るので注意を要する。

二の滝登山道は、山に向かって左手の方向へ進むことになる。ここから蛇石流(じゃいしながれ)までは幾つかの小沢を越えていくことになるが、小沢で一旦道が途切れ、少し沢の中を歩くと登山道が見つかるという具合なので、周囲の状況に注意して歩いてほしい。

蛇石流からは鳥海湖の南岸へ一気に登り、ここも出だしのところがわかりづらいので、注意して登ろう。鳥ノ海南岸からは、湖に向かって左手に進めば御浜(おはま)に至り、右手に進めば八丁坂(はっちょうざか)の鞍部に出て頂上への近道となる。

次へ (吹浦口(大平)ルートと合流)

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《お問い合わせ》
山形県遊佐町役場 企画課 TEL 0234-72-5886
遊佐町ホームページ http://www.town.yuza.yamagata.jp/


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