地元の高校山岳部等の愛好家によく利用され、湧水に恵まれた万助(まんすけ)平に立つ万助小屋には、週末ごとに泊まり客が入っている。
町営バス利用の場合、中村(白井自然の家前)下車。自然の家脇の車道を登る。タクシーまたは自家用車利用なら一の坂まで行くことができる。
渡戸(わたど)までの登山道は途中、山仕事用の道などが分かれているので注意を要する。なお渡戸へは二の滝車道終点から登ってくる方法もある。渡戸の手前からは長坂道へぬける登山道もあるが、刈払いがされておらず一般には勧められない。また渇水期渡戸では水が得られない場合がある。
渡戸からは快適なブナ林の中を登る。尾根に出ると程なく分岐点となる。万助小屋へは尾根をそのまま登っても、一旦沢沿いへ降りていく道をたどっても時間的にはほとんど変わらない。しかし尾根道は刈払いがされていないので、ヤブがうるさく多少歩きづらい。
万助小屋は、酒田・飽海地区の高校山岳部やOBの人達によって常に清掃されており、快適な一夜が過ごせる。また、豊富できれいな湧水は冬でも凍ることなく流れている。
登山道は、万助小屋の裏手からすぐ急坂となっている。刈払いはされているが登山道の土が流れて掘れている所が多く、滑りやすく注意が必要。1時間30分程我慢の登りを続けると、ドッタリを経てようやく視界が開け仙人平(せんにんだいら)に着く。
蛇石流(じゃいしながれ)をはさんで千畳ヶ原(せんじょうがはら)の大草原、目の前に聳える外輪山がこれまでの苦労を忘れさせてくれる。仙人平からは難なく蛇石流に出、そこで二ノ滝口と合流する。
次へ (二ノ滝口ルートと合流)
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山形県遊佐町役場 企画課 TEL 0234-72-5886
遊佐町ホームページ http://www.town.yuza.yamagata.jp/
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